【自作PC】RGB LED ライティング同期制御早見(2017年11月)

最近のPCパーツではRGB LED ライティング同期制御が流行っていますが、制御ソフトやその対応は入り乱れ、カオスな状況になっています。
完全同期制御を行う場合、マザーボードメーカーが公開している資料を読むことで対応製品を揃えることは可能ですが、サイトによっては見辛さを感じたので、この記事でRGB LED ライティングの同期制御に必要な条件等をまとめました。

同期制御のための製品選び早見表

RGB LED ライティングで使用されるパーツは、大まかに以下の4種類に分類できます。
これらの制御には、前提として、マザーボードが制御ソフトに対応している必要があります。
古い世代のマザーボードでは、制御ソフトが対応していない可能性も有ります。

製品 選び方
汎用4ピンヘッダ対応品 特に考える必要なし
マザー上にピンが実装されていない場合、追加パーツで対応可能
特殊なピンの製品 その製品を制御するための機器がマザーの制御ソフトに対応していなければ同期制御できない
規格によって変換ケーブルの購入/自作で対応できるケース有り
グラフィックボード マザーボードと同一メーカーのものでなければ同期制御できない
モリー マザーボードごとに対応の可否が有る
対応は各社とも広がりつつあるが、購入時点でページに記載のあるものを選ぶのが吉
ASUS/Gigabyte/MSIのライティングに関する公式ページ

www.asus.com

www.gigabyte.com

jp.msi.com

パーツ毎同期制御方法詳細

パーツごとに同期制御に必要な条件を詳細に書きます。

汎用4ピンヘッダ対応製品

マザーに4ピンヘッダが有る場合、特に意識すること無く同期制御が可能です。
RBG LED搭載ケースファン等の多くは汎用4ピンヘッダを用いています。
マザーボードによっては、RGB LED ライティング同期制御への対応を謳いながら、基板上に4ピンヘッダが無い場合が有るので、注意が必要です。

特殊なピンの製品

CORSAIR DOMINATOR Airflow PLATINUM等、一部の製品では特殊なピン構成を採用している場合があります。
この場合変換ケーブルを噛ませる、制御ソフトから色の対応を変更する(ソフトごとに可能かは未調査)、専用機器に接続するなどの方法で同期制御可能です(専用機器に接続する場合、その機器が同期制御に対応していなければ同期制御不可)。
下記の記事のように、ピンアサインに合わせて変換ケーブルを作成することで、一応は同期制御が可能です。
LEDイルミ搭載メモリクーラー「CORSAIR DOMINATOR Airflow PLATINUM」をレビュー。ASUS AURA Syncで同期操作 【追記】変換ケーブルの作り方 : 自作とゲームと趣味の日々

また、最近になって流行の兆しを見せるアドレッサブル制御可能な製品では規格が定まりきっておらず、独自の端子を持つ場合が多い印象を受けます。

グラフィックボード

マザーボードとメーカーを合わせることで制御が可能です。
グラフィックボード単体では、各社から制御ソフトウェアが配布されているので、それによって個別の制御は可能です。 マザーボードと別メーカーのグラフィックボードは、記事の執筆時点では制御が不可能な状況です。

モリー

各社マザーボードごとに制御可能な製品が異なります。
対応状況に関しては自分がまとめた記事が有りますが、マザーボードメーカーのページを確認するのが最も確実な手段です。

wrongwrong163377.hatenablog.com

GeIL EVO Xシリーズに関しては、外部端子の汎用4ピンヘッダによる制御であるため、例外的に各社マザーボードでの同期制御が可能です。

youtu.be

モリー単体では、メーカーから制御ソフトウェアが出ている場合があり、この場合はメモリー単体でのRGB LED ライティング制御は可能です。