衝動買いしましたが、非常に良かったです。
概要
NUCやMini-STX、Micro-STXといった、一般的なATX系規格やMini-ITX規格よりも更に小さい規格のPCについて、基礎知識や実機レビューなどがわかりやすくまとまっている本です。
感想
個人的には小さいPCは好きなのですが、Mini-ITXのような小型でもフルサイズカードが積める規格の方が好みなので、STX系の製品には見向きもせず、当然知識もありませんでした。そんな状況で手に取ったこの本ですが、NUCやMini-STX、Micro-STX規格の基礎知識・製品とそれに関する情報を得ることができ、非常に面白かったです。
得ることができて嬉しかった知識は、GPUのMXM規格に関することです。自分はMXM規格のことを全く知らなかったのですが、日本では殆ど売っていないということでした。確かにどこでも見た覚えがありませんね……。特殊な規格だからかGTX1060が6万円もするというのはちょっと衝撃的でした。
ITX以上に小型なことが魅力的なNUCやSTX系規格ですが、小型故に電力供給や廃熱などに弱点を抱えるということで、ITXよりは性能を追求し辛い状況が見て取れました。一方最近のCPU/GPUは省電力化&低発熱化が進んでおり、今後は更に性能の追及もできるようになっていくのでしょうか?邪魔になりにくく性能も出るのであれば、オフィスなんかに導入しやすいのかなあ、なんて妄想したりしています。
関係無いことを色々書きましたが、とにかく自作PCが好きなら読んでいて楽しめる本だと思います。
その他
著者の @ragemax さんのアカウントでも小型PCを弄ってる様子が時々流れます。最近ではMXMグラフィックボードの載せ替えが流れていて楽しかったです。