Kotlin

【Kotlin】kotlin-reflectを弄るためのメモ

github.com greadle.propertiesを弄る ビルド・テストで全コア使われると他アプリの動作が重くなるので、kotlin.test.junit5.maxParallelForksを全コア数 - 最低限確保したいコア数にしていいかも。 以前はJDK7以前を無視するオプションも有ったがいつの間に…

KotlinlangのSlackでThank Youが明るくなった話

qiita.com この記事はSwift/Kotlin愛好会 Advent Calendar 2023の3日目の記事になりました。 Kotlin言語には、JetBrainsの管理する公式Slackワークスペースが有ります。 kotlinlang.slack.com このワークスペースでは、現在:thank-you-color:として以下のス…

KotlinプロジェクトでGradle 7.6.2 -> Gradle 8.3移行をした時の作業メモ

自分が取り組んでいるKotlin製OSSプロジェクトにて、Gradle 7.6.2 -> Gradle 8.3の移行をやった際にハマったことのメモです。 github.com きっかけ このプロジェクトには、GitHub ActionsでKotlin x Javaのバージョンを組み合わせ毎の挙動を確認するグリッド…

【Gradle】プラグインバージョンを対象にグリッドテストを作成する【GitHub Actions】

TL;DR gradle.kts利用の場合、引数をpluginsブロックで参照することはできないようだった 代替案としては、環境変数に設定 -> System.getenvで読み出す形式にするのが一番シンプルそうだった やり方 紹介する内容は以下からの抜粋です(余計なdiffが入ってし…

【Gradle】Kotlinのプラグインバージョンを下げるとCaused by: java.lang.NoSuchFieldError: KOTLIN_STAT_LABEl_PROPERTYでsyncが失敗する状況への対処

TL;DR 自分が遭遇した問題の原因はorg.jmailen.kotlinterプラグインとKotlinバージョン間の互換性が無いことだった プラグインバージョンを確認するのが良いかも 起きたこと Kotlinプラグインのバージョンを1.7.21 -> 1.5.32に変更した所、Caused by: java.l…

【GitHub】Kotlinの「色」が変わった話

「Swift/Kotlin愛好会 Advent Calendar 2022」の枠が空いていたので急遽書いてみました。 qiita.com GitHubでは、画像のように、リポジトリ内の言語割合をカラフルに表示してくれます(画像はKotlinリポジトリより)。 この表示でのKotlinは紫っぽい色ですが…

【Spring WebFlux】Cannot determine database's type as ConnectionFactory is not options-capable.への対処【R2DBC】

H2データベースを使ってR2DBCのpostAllocate/preReleaseの挙動を確認するためのSpring WebFluxプロジェクトを作成していた所、Cannot determine database's type as ConnectionFactory is not options-capable. To be options-capable, a ConnectionFactory …

【jOOQ】R2DBC接続でDSLContextを上手く管理する方法を考える【Spring】

以下の記事を書いていて、「DSLContextを使い捨てたら非効率なのでは?」と感じたので、管理方法を考えてみたメモです。 その他の便利要件も含めています。 あくまでメモなので、これがどれ位性能に影響するか等は未検証です。 qiita.com 前提 トランザクシ…

【Spring】JDBC接続で、suspend関数に対してTransactionalアノテーションを利用してのロールバックが効くか確認する【Kotlin】

お詫び 過去公開していた記事では、Spring WebFluxで複数リクエストを同時に処理する場合を考慮していませんでした。 JDBC接続 x Spring WebFluxでトランザクション管理をすると壊れる可能性が有るため、やらないことをお勧めします。 「R2DBC接続でトランザ…

【Kotlin】ローカル関数の利用はパフォーマンス低下につながる

TL;DR ローカル関数を利用するとパフォーマンスが低下する このため、パフォーマンスが重要な場面ではローカル関数を利用すべきでない 文脈 日頃からお世話になっているintellij-rainbow-bracketsのコードを読んでいた所、以下のコードを見つけました。 gith…

【Kotlin coroutine/Java Reactor】Flow.groupByしたい場合Flux.groupByが使えるかも

記事執筆時点で、FlowにはgroupByが実装されていません。 kotlin.github.io 一方、FluxにはgroupByが実装されています。 projectreactor.io (kotlinx-coroutines-reactiveが入っているような環境では)FlowとFluxは相互変換できるため、検討の余地が有ると…

【日記】kotlin-reflectのvalue classを引数に含む関数呼び出しに関するバグ修正に携わった

↓の続きです。 wrongwrong163377.hatenablog.com 問題の内容 value classを引数に含む関数をkotlin-reflectを用いて呼び出す処理には、以下のような問題が存在していました。 "KotlinReflectionInternalError" when using `callBy` on constructor that has …

【jOOQ】Recordからの値読み出しを省力化する【Kotlin】

定義したもの import org.jooq.Field import org.jooq.Record inline fun <reified T> Record.read(field: Field<*>): T = this[field, T::class.java] 使い方 以下のように使います。 import org.jooq.Field import org.jooq.Record // FOOテーブルに定義された文字列</reified>…

【日記】Kontributorになった

最終的にやったことをまとめた記事を投稿しました。 wrongwrong163377.hatenablog.com やったこと JetBrains/kotlinにGitHubでPRを出し、マージしてもらいました。 当該PRは以下です。 github.com このPRの内容 このPRに関しては全てテストです(変更行数は2…

【SpringBoot】java.lang.NoSuchFieldError: Companionで処理が失敗する状況への対処【OkHttp】

TL;DR 自分の場合、Dependency Management PluginによってOkHttpのバージョンが書き換わったことが原因だった com.squareup.okhttp3:okhttp:4.xが期待される所でcom.squareup.okhttp3:okhttp:3.14.9が利用されていた gradleのdependenciesに利用したいバージ…

【JUnit5】MethodSourceで空Streamをエラーにしたくない場合の対処

状況 JUnit5のParameterizedTestで、MethodSourceが空Streamを返した場合、以下のようなエラーになります。 Configuration error: You must configure at least one set of arguments for this @ParameterizedTest org.junit.platform.commons.PreconditionV…

【kotlinx-metadata】KmValueParameter.typeはnullにならない

TL;DR KmValueParameter.typeは実際の所non-nullだが、定義上nullableになっている ドキュメントも「KmValueParameter.typeがnon-nullならKmValueParameter.typeはnull」というような記述になっている ※0.3.0時点の話 本文 使っていて疑問を感じたので質問を…

【Kotlin】Intellij IDEAでjava.lang.OutOfMemoryError: Java heap spaceでコンパイルが失敗する状況への対処

Kotlin 1.3.71のプロジェクトで、バージョンを1.4や1.5に上げた所、java.lang.OutOfMemoryError: Java heap spaceでコンパイルが失敗する状況になりました。 Preferences -> Build, Execution, Deployment -> Compilerで、Shared build process heap size (M…

Intellij IDEAで、Kotlinプラグインを1.5にアップデートしたらビルドができなくなった問題への対処

2021/5/14追記 幾らか試した雰囲気では、File->Project Structure->Project ->Project SDKのバージョンが1.8(Java 8)だとこの問題が出るように見えました。 ここをJava 12以降(試したのが12と16だっただけで、それ以前でできないかは見ていません)にする…

【JMH】Windows環境で実行するコアを指定してベンチマークのスコアを安定させたかった話

TL;DR JMHのベンチマークスコアが安定しなかった (正確に特定はしていないが)全体の実行に5時間かかる内容であるため、途中でバックグラウンド処理が走った結果が原因と推定 start /affinity ${マスク} ${呼び出すプログラムと引数}とすることで、ベンチマ…

【ブログ94本】1年のアウトプットを振り返る【自作ライブラリ公開】

早いものでもう1年が終わろうとしています。 ということで去年に引き続き、今年のアウトプットから1年を振り返っていきます。 wrongwrong163377.hatenablog.com アウトプットまとめ まず今年1年で行った主なアウトプットです。 公開したライブラリ: 4つ 外部…

【プログラミング】JetBrains IDEでgradle.ktsプロジェクトがKotlin 1.4へのアップデート後Cannot access...となって壊れる状況への対処

問題 JetBrains IDEでgradle.ktsで書いたプロジェクトを編集し、依存するKotlinのバージョンを1.4に上げた所、gradle.kts/Kotlin/Java全てのファイルがエラー表示となり、補完等が効かなくなった 一応コマンドライン等からは正常に機能しているようだった エ…

【Kotlin】ありえないエラーが出てハマった話【BeanValidation】

以下のように、「エラー条件を満たした場合、値をメッセージに入れて返す」的な処理をクラス内に実装していたところ、通常では考えられないバグが出てハマりました。 @Null(message = "\${validatedValue}は異常値です。") fun getHoge(): String? = when (c…

【Kotlin】通常ではfor文で回せないものをfor文っぽく扱う

Kotlinでは、浮動少数やBigIntegerなどはそのままだとfor文に入れて回すことができません。 こういったものはgenerateSequenceを使ってシーケンスにすることで、for文のように回すことができます。 やり方 以下はgenerateSequenceを使って階乗を実装したもの…

【Arrow】トランポリンを使う【Kotlin】

wrongwrong163377.hatenablog.com qiita.com続きです。 Arrowとは Kotlinで関数型プログラミングをするためのライブラリです。 以下の記事で知りました。 techblog.picappinc.jp トランポリンの実装と使い方 GitHubに実装と使い方(相互再帰で奇偶判定)が上…

【プログラミング】sealed classでトランポリンを実装する【Kotlin】

2018/12/22追記 ArrowというKotlinでの関数型プログラミングを支援するライブラリにトランポリンの実装が有りましたので、Arrowを使った方がいいです。 wrongwrong163377.hatenablog.com 本文 sealed classを使ってトランポリン(Trampoline)を実装します。…

【プログラミング】末尾再帰を使って反復法(ニュートン法)を実装する【Kotlin】

wrongwrong163377.hatenablog.com 続きです。 数値解析などで用いる反復法も末尾再帰で書いたほうがシンプルになりました。 ということで、今回は例としてニュートン法を実装します。 ニュートン法の解説はネット上にきちんとしたものが有ると思うので飛ばし…

【プログラミング】末尾再帰を使って累乗(バイナリ法)を実装する【Kotlin】

wrongwrong163377.hatenablog.com 続きです。 ネット上のループや通常の再帰を使った実装に比べ、末尾再帰で書いた方がシンプルにバイナリ法を実装できました。 バイナリ法とは をを掛け合わせた形に変形することで乗算回数を抑えるアルゴリズムです。が整数…

【プログラミング】末尾再帰を使う【Kotlin】

末尾再帰とは この記事ではtailrec funで宣言すると末尾再帰最適化がかかる関数全てを末尾再帰であるとします。 なぜ末尾再帰が必要なのか 再帰的な書き方ではコードが美しくなる反面、実行時間が遅い、スタックオーバーフローを引き起こすなど、実用上の問…

【Kotlin】バリデーション用のアノテーションを自作する【SpringBoot】

↓の続きです。 wrongwrong163377.hatenablog.com 記事執筆時点でのプロジェクトリポジトリは以下。 github.com やること フィールド用に名前が半角スペースで2分割できるかをチェックするCustom Validatorを作ります。 深い理解ができていないので、作って動…