PC自作、情報の集め方

自作PCを作る前には、情報を集める必要があります。特に凝ったPCを作ろうとすればするほど下調べは重要になってきます。

こういった情報の集め方は重要だと思いますが、ググっても今一ピンとくるサイトが引っかからなかったので、自分が意識している情報の集め方を書きます。

「調べる」以外のこと

ただググっても出てこない、という時に、自分で調べるのが本当に効率的かは分かりません。

場合によってはネット上に答えが無いということもありますし、「調べる」以外にも情報を得る方法はあります。

メーカーに問い合わせる

意外と盲点になっている方法で、特にパーツのメカニカルデータは公表されていない場合もあり、調べても、質問しても、誰も答えられないという状況はよくあります。

そういった場合には、メーカーに対して質問を投げるのが最も効率的なやり方です。

自分としては、基本的に他人に質問を投げる前にメーカー問い合わせをした方が良いだろうとも思っています。返答にかなりの確実性が期待できますし、返答の内容に関して、相手が責任を持ってくれるというのは大きいです。

友人を頼る

0番目の方法、誰かの知恵を借りるというのが一番早いです。

自作PCを本気で考えようとすると、どうしても広範囲なパーツの知識が必要になるので、調べるには相応の時間が掛かります。時間がもったいないというなら他人を頼ってみるのも良いでしょう。

そんなことするならBTOとかゲーミングノートとかでも良い気がしますが……。

2ch価格.comなどで質問してみるのも良いですが、こちらは回答が来るか確実性に欠ける点には注意が必要です。

調べ方

自分は、ただググっても出ない時には、「検索を工夫する」、「他言語の情報を当たる」、「間接的に情報を得る」、という3つの方法を意識しています。

Google検索の機能を利用する

まず基本中の基本として、Google検索を上手く使わなければ、必要な情報に辿り着くことはできません。ただググるだけでは、古すぎる情報が混ざってしまったり、似た別の情報が混ざってしまったりして、上手く情報を辿れないことは非常に多いです。

そういった際には、Google検索の機能を利用して結果を絞り込む必要があります。特に期間指定、除外、完全一致の3つは使えるようになっておくと、自作PCだけでなく、色々と役立ちます(ツール内の完全一致オプションではなく、検索ワードに対する完全一致オプションです)。

期間指定はGoogle検索のツールから、除外は除外したいワードの先頭にマイナスを置き、完全一致はダブルクォートで囲います。例えば、CPUクーラーのCryorig C1について、C1に完全一致し、同メーカーのCPUクーラーC7を除く検索は以下のようになります。

「Cryorig "C1" -C7」

以下のドキュメントには除外や完全一致以外にも詳しい説明があります。

support.google.com

この他にも、画像検索を用いることで、言語のみの検索とはまた違った形で情報を得られる場合があります。

Google検索とは違いますが、Ctrl+fでのページ内検索も併用してやることで、検索の効率は大幅に上がります。

日本語以外の情報を当たる

自作PCについての情報は、日本語で見つからなかったとしても、英語や中国語といった日本語以外の言語で落ちている場合が多いです。

読める読めないの問題があるので、自分は基本的に日本語→英語→中国語の順で調べるようにしています。

中国語に関しては調べることが少ないので何とも言えませんが、少なくとも英語ではPCパーツ関連のかなり踏み込んだ情報を取り扱う大手サイトが複数あるので、日本語よりも情報が豊富なのは確かです。

ググる以外の手段

上記のような工夫をしてもまだ情報に辿り着けないような場合、自分はYoutubeや様々な通販サイトのレビューなどを見るようにしています。

これらはGoogle検索の仕様で検索結果に表示されない場合があるので、それぞれのサイト内で検索するとまた違った情報を得ることができる場合があります。

特に自分がよく利用するのはYoutubeです。

間接的に情報を得る

検索方法を工夫をしてもどうしようもないことが多いのは、複数製品の比較や、パーツとパーツの物理的な干渉問題です。これらの情報は、普通の人間が比較する機会がまず無かったり、その特定の組み合わせについて検証している人間が居なかったりと、情報が存在する確率が低い傾向にあります。

情報が存在しない場合には、自分は間接的に情報を割り出すことをしています。

例えばCPUクーラー同士の比較であれば、別環境で同一CPUでのデータがある場合や、CPU温度と、CPUのTDP、TDWといった情報からある程度情報を割り出して比較することができる場合があります。少なくとも「2製品でどちらが優れているか」、という傾向を割り出すだけであれば、割と簡単にデータを得ることができます。

ケースやCPUクーラー、メモリといった干渉の有無を確認する際には、その製品と別の製品の組み合わせから干渉の有無を割り出せる場合があります。前述した画像検索やYoutubeでの検索は、画像や動画では実物を色々な角度から見るこという利点があるので、このように情報を得ようという場合には非常に役立ちます。

他には、メモリのヒートシンク高を商品画像から割り出したこともあります。メモリは横幅が決まっているので、意外と簡単に割り出すことができました。

ただし、情報の精度という点では直接的に情報を得た場合に敵わず、検索時間も長くなる点には注意が必要かなと思います。

まとめ

「検索を工夫する」、「他言語の情報を当たる」、「間接的に情報を得る」、「他人に聞く」、この4つが必要な情報を得るために重要な要素だと自分は思っています。

調べごと以外で

個人的には、自作PCに限った話ではなく、ブログやSNSなどで優れた情報発信者を見つけておくことが重要だと思っています。

自分は、自作PCに関してであれば、企業系のサイト以外では、自身で取ったデータを掲載しているようなサイトは信用し、2chまとめのようなサイトはほぼ信用しないことにしています。

情報を調べる際には、その発信者が信用できるかと、その発信者の動向をこれからも追うか、という観点で見てみると、より深い知識を得ることにつながるかな、と思います。